スキーマという心の仕組み~自分を縛る「人生のルール」から自由になるために~

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スキーマの表紙

繰り返される生きづらさの正体・・・

こうした、根深く繰り返される生きづらさに悩んだことはありませんか。

カウンセリングには、症状や問題となる行動を変えるだけでなく、こころの土台にある「思考と感情のパターン」に働きかけるアプローチがあります。

心太

その中心にある概念が「スキーマ」です

カウンセリングを検討されている方の中には、「自分の性格はもう変えられないのではないか」と諦めかけている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、生きづらさの正体が、かつて自分を守るために作られた「人生のルール」であると理解できれば、そこから抜け出す道筋が見えてきます。

本記事では、スキーマという専門的な視点から、心が自由を取り戻すプロセスを解説します。

目次

スキーマとは、私たちが自分自身や他者、そして世界を理解するために用いる「ルール」のことです。

私たちはこの「ルール」を通して世界を解釈しているため、その存在に自分ではなかなか気づけません。

たとえば、

「自分は無能である」というスキーマ(ルール)を持っている人がいます。

その場合、仕事で成功しても「運が良かっただけだ」と解釈し、逆に小さなミスをすると「やはり自分は無能だ」と、そのルールを強化するように出来事を捉えてしまいます。

「自分は人から嫌われる」というスキーマ(ルール)を持っている人がいます。

その場合、相手が少し顔をしかめるだけでも「自分が何か気に障ることを言ってしまったんだ」と解釈したり、褒められると逆に「この評価をキープしないと見捨てられてしまう」と考えてしまったりします。

このように、事実に歪みを生じさせてまでも自分の中のルールを維持しようとする心の働きが、長引く苦しみの原因となっているのです。

心理学において、特に生きづらさに直結するものは「早期不適応的スキーマ」と呼ばれます。

これらは多くの場合、幼少期から青年期にかけて、家族や周囲との関わりの中でつくられます。

重要なのは、これらのルールは決して「あなたが悪くてできたもの」ではないという点です。

つまり、スキーマはかつてのあなたにとって、過酷な環境を生き抜くための「切実な守りの型」だったのです。

しかし、大人になり環境が変わっても、当時のルールのまま世界に対応しようとすることで、現在の生活に不具合(不適応)が生じてしまいます。

  • スキーマ自体は悪いものではない
  • 自分を護るために作られるもの
  • 状況や環境が変わったらルールも変える

スキーマは非常に強固で、自分一人で変えることが難しいのには理由があります。

心太

それは、スキーマが脅かされるような状況を、私たちが無意識に「回避」してしまうからです

たとえば、「人は自分を拒絶する」というルールを持っている人は、他人と深く関わることを避けます。

関わらなければ拒絶される痛みを感じずに済みますが、同時に「人は自分を受け入れてくれる」という新しい体験をする機会も失われます。

結果として、古いルールは更新されないまま心に残り続けることになります。

また、わざとルールに沿った行動をとって自爆してしまったり、逆に過剰に振る舞って本心を隠したりすることもあります。

これらはすべて、自分を守るための防衛反応なのですが、皮肉にもそれによってルールが残ってしまい、苦しみが長引いてしまうのです。

  • スキーマによって避けているものがある
  • 嫌だと思っている状況を自分が作ってしまうこともある

臨床心理士や公認心理師とのカウンセリングでは、この強固なスキーマに対して、多角的なアプローチを行います。

古いルールを完全に消し去ることは難しいかもしれません。

しかし、新しい柔軟なルールを隣に作り、そちらを選べるようになることで、人生の自由度は劇的に高まります。

  • まずは自分のスキーマを確認する
  • スキーマを護るか変えるかは自分が決める
  • 新しいルールで人生を自由にする

自分を縛り続けてきた「人生のルール」に気づき、それを手放していく過程は、時に痛みを伴うかもしれません。

だからこそ、専門的な訓練を受けた臨床心理士・公認心理師というパートナーが、一緒にその過程に取り組んでいきます。

カウンセリングは、あなたが最も自分らしくいられる場所から、この深い自己探求を始めることができる手段です。

「いつも同じ苦しみから抜け出せない」と感じているなら、それはあなたのルールをアップデートする時期が来ているというサインかもしれません。

私たちが、あなたの新しい人生のルール作りをサポートいたします。

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